2015年6月2日火曜日

CHRIS KING TECH SEMINAR at MOVEMENT

CORNER BIKESでも採用させて頂いているコンポーネンツメーカーCHRIS KINGの創業者CHRIS KING氏が大阪のMOVEMENTにて自社製品やCHRIS KING社、Cieloのお話と製品のテクニカルなお話、実演を行ってくれました。ちなみに初来日だそうです。


穏やかな表情でゆっくり丁寧にお話をしてくれました。


良質なロードレーサー用ヘッドパーツ制作から始まり、MTBに使用しても壊れない事からMTBでのニーズが高まりそこからCHRIS KING社の製品が多く広がっていったそうです。(それまでは大げさなパーツだと言われた事も有ったそうです)当時は柔らかい材質のベアリングしかなくて生産量が増えていく中でベアリング自体も自社で制作しないと良質なパーツが完成しなくなったそうです。ハブに関しては壊れなくてなおかつ軽量で高品質、、そうすると他社と異なるリングドライブシステムにたどり着いてハブシャフトの太さも非常に重要な要素だとおっしゃっていました。(リングドライブは自動車のギアからアイデアを着想したそうです)


Jay Cycip 氏によるフルオーバーホールの実演も有りました。イージーメンテンスの説明も有りましたが非常に簡単で数点のポイントさえ押さえれば専用工具無しで作業が出来ます。非常によく理解できましたし、理にかなった製品だという事を改めて理解しました。ハブに関してはほぼすべてのパーツが補修部品として手配が可能で定期的なメンテナンスさえ行えば気持ち良く使用する事が出来ます。(一度ハブを購入すればハブシェルのみ購入してホール数を変えたりする事も出来るんです)カップアンドコーン式のハブの場合、ハブシェル側のレースが削れると使用は難しいですしその頃になるとメーカーのモデルチェンジできっと新しいモデルを買う事になるでしょう。安価で軽量なアルミハブシェルのハブではカートリッジベアリングの打ち替えでシェルがゆるくなり正確にベアリングを圧入する事が難しくなります。

軽くする事で壊れやすくなる。軽くて壊れにくくするには値段が高くなる。
その値段と軽さのバランスを良く理解してパーツ選びをするときっと楽しく、長く楽しめるでしょう。

CHRIS KING御一行、Sim Works御一行、MOVEMENT御一行
貴重な機会を与えてくださり有難うございました!

皆様に還元できるように準備致します。




お茶目で素敵な方々でした。

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